2025年07月31日 19:00

日本野菜ソムリエ協会は、7月30日、野菜ソムリエが選ぶ、もっともおいしい「夏いちご」NO.1を決定する「第1回 全国夏いちご選手権」を開催した。

「野菜ソムリエ」とは野菜・果物の知識を身につけ、その魅力や価値を社会に広めることができるスペシャリスト。全国青果物選手権は、野菜・果物のプロである「野菜ソムリエ」が最もおいしい野菜・果物を選ぶ品評会。価値あるおいしい青果物を評価し、広く世の中に発信することで、生産者を応援し、日本の農業の活性化に寄与することを目的としている。

「第1回 全国夏いちご選手権」では全国各地の産地から届いた28品の夏いちごを評価員である野菜ソムリエが産地や品種、生産者などの情報をすべて伏せて食味。そのおいしさを審査し、もっともおいしい「夏いちご」を決定した。審査の結果、最高金賞は広島県廿日市市の吉和ラフレーズが出品した「冠苺」に輝いた。

評価員のコメントは、「濃厚でまったりとした甘さと、しっかりしているけど主張しすぎない酸味があわさり、凝縮した味わい。果肉も弾力があって緻密で果汁もほど良くジューシーで至福さを感じる」「甘味が強くて酸味とのバランスがとても良い。口の中に美味しい甘みが残りいくつでも食べたくなるようなイチゴ」。生産者は、「標高750メートルの高原で大切に育てています。昼夜の寒暖差が大きい高原の気候は、いちごにとって絶好の環境。甘みがギュッと濃縮され、香り高く、果肉もしっかりとした食感に育ちます」と、こだわりポイントを挙げた。

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