2023年02月15日 16:08

サイバーソリューションズは、3月、茨城県五霞町(ごかまち)に、クラウド型メール無害化サービス「CYBERMAIL Σ ST(サイバーメール シグマ エスティー)」を導入。導入から10カ月が経過し、その効果を発表した。
本サービスの導入後、IBSCから転送されたメールを「CYBERMAIL Σ ST」上で原本保管した上で、メールと添付ファイルを自動で無害化し、PCで無害化された添付ファイルが受信できるようになった。これまでメール1通あたり約5分を要していた添付ファイル検索・照合の作業負担がなくなり、業務効率が大幅に向上。メールの確認の負担が軽減されたことで、職員は本来の業務に集中できるようになり、町役場全体では年間で約2万5000時間削減と、大幅な作業効率化を達成した。
また、PPAP(パスワード付ZIPファイル)対策を実現。パスワード付ZIPメールを受信した際には、Web上でパスワードを入力すると、添付ファイルが解凍・無害化されて、PCに自動的に届くようになった。さらに予算内で導入と運用が可能な、クラウドサービスを導入。オンプレミス環境でシステムを構築する場合に比べ、費用は約4割減に抑えることに成功した。新サービス導入後に目立ったトラブルはないという。
茨城県五霞町担当者は、「小規模自治体こそメールとファイル無害化はDX化に取り組む上で不可欠な対策。毎回の会議議題が解消し、もう元には戻れない」とコメントした。茨城県五霞町の導入事例はこちら。