2023年02月02日 09:53

国際航業は、新エネルギー財団より、経済産業省が後援する2022年度「新エネ大賞」の分散型新エネルギー先進モデル部門において、新エネルギー財団会長賞を受賞した。
「新エネ大賞」とは、新エネルギーの一層の導入促進と普及及び啓発を図るため、新エネルギーに係る商品及び新エネルギーの導入、あるいは普及啓発活動を広く募集し、そのうち優れたものを表彰するもの。今回受賞した「小城市庁舎等のオフグリッドによる自立・分散型エネルギーの活用」は、佐賀県小城市が2021年に公募した「小城市庁舎防災機能強靭化事業」に、同社と九電工が共同で分散型新エネルギー先進モデルとして提案し、選定されたもの。2022年2月22日に設備が完成し、翌23日より運用を開始した。
「新エネ大賞」受賞のポイントとしては、市庁舎の駐車場にソーラーカーポート、鉛蓄電池及びエネルギーマネジメントシステムを導入(552kW)し、電力会社の電力に頼らないオフグリッドシステムを構築、市庁舎全体と保健福祉センターの一部に電力を供給。市庁舎に併設された駐車場にカーポート型の大容量太陽光発電設備を設置、安全性、リサイクル性などを考慮して鉛蓄電池を使用するとともにオフグリッドにより電力を供給するシステムを構築していることが評価された。災害時の防災拠点への電力供給ニーズが高まっている中、他の自治体への波及効果の高いモデルとして評価された。