2023年01月27日 15:44

ワタミのグループ会社、ワタミエナジーは、電気料金売上の1%を再生可能エネルギー開発に投資している。今回、この投資を活用して建設されたソーラーシェアリング(岩手県陸前高田市ワタミオーガニックランド内)が、2022年12月に発電を開始した。

ソーラーシェアリングとは、農地に支柱を立てて上部空間に太陽光発電設備を設置し、太陽光を農業生産と発電とで共有する取り組み。作物の販売収入に加え、売電による継続的な収入や発電した電力の自家利用などにより、農業経営のさらなる改善が期待できる。

今回のプロジェクトでは、岩手県陸前高田市の復興の大地7000 平方メートル のエリアに、500 本のオーガニックワイン用のブドウを栽培。その上に、506kW のソーラーパネルを設置して再生可能エネルギーの発電を行う。今後もこの投資を活用し、顧客とともに再生可能エネルギーの発電量を増やし、持続可能な社会へ貢献していく。

同社では、2012年から風力発電や太陽光発電を増やす電力事業に取り組んできた。今よりもっと気候変動の抑制に貢献し、循環型社会を目指していくためには、現状の取り組みでは不十分であると考える。そこで、電気料金の売上の1%を再生可能エネルギーの開発に投資する仕組みをつくった。今回の陸前高田市のソーラーシェアリングへの投資は、その第一弾であり、投資額は約1861 万円。今後もワタミグループに限らず地域の再生可能エネルギー開発に投資し、CO2削減とエネルギーの地産地消に寄与していく。