2022年12月22日 12:14

東急建設とクリーンエナジーコネクトは、国内初となる建設現場を対象としたバーチャルPPAサービス契約を締結した。
東急建設は、国際イニシアチブであるRE100へ加盟しており、2030年までに建設現場を含めた全ての事業用電力を100%再生可能エネルギーに転換することを目標に掲げている。東急建設では、この再エネ化を、追加性のある再生可能エネルギー導入によって進めるために、クリーンエナジーコネクトと協業しながらバーチャルPPAサービスを活用して実現する計画だ。
今回手始めとして、東急建設の建設現場向けにクリーンエナジーコネクトが、2023年3月までに日本国内で計4MW-DC(45カ所)の東急建設専用のNon-FIT低圧太陽光発電所を開発し、発電した電力を卸電力取引市場へ売却、電力の環境価値についてクリーンエナジーコネクトから東急建設へ長期(20年間)にわたって提供するバーチャルPPAサービスのスキームを活用する。バーチャルPPAサービスのスキームを活用した建設現場への再生可能エネルギー導入としては、国内の建設業界で初めての取り組みとなる。同計画が実現すれば、年間約440万kWh分の電力の環境価値が、追加性のある再生可能エネルギーによって生み出されることとなり、これによりおよそ1900t-CO2の二酸化炭素の削減に貢献することとなる。これは東急建設の建設現場における電力使用に伴う年間二酸化炭素排出量のうち、約20%に値する。