2022年12月16日 09:59

Insight Techは、同社が運営する「不満買取センター」にて収集している不満インサイトデータから抽出した「2022年を象徴する不満ワード」を発表した。

不満買取センターは、「企業の商品やサービス、そして社会をより良くするために、あなたの不満を買い取ります。あなたの不満の中に眠ったヒントを私たちが企業や社会に届けます」をコンセプトに、2015年3月18日からサービス開始。Webサービス及びスマートフォンアプリを通して生活者からの不満の声を収集しており、現在累計72万人以上の会員から、累計3500万件以上の不満を買い取っている。

「2022年を象徴する不満ワード」は、2021年から2022年に大きく伸びたワードの中で、投稿件数のボリュームに基づいて選定した。その結果、「2022年を象徴する不満ワード」の第1位には「値上げ」が選ばれた。2021年の不満ワード第1位は「ワクチン」となるなど新型コロナ感染症関連の不満ワードが上位を占めたが、2022年を最も象徴する不満ワードは「値上げ」となった。また、「物価」、「円安」などもランクイン。所得が増えにくい中で物価が高まっていることに生活者の不満が集中したことが分かる。これに伴い「節電」もランクインしており、節約が求められている生活者の日々の厳しい様子がうかがえる。「ロシア」「ウクライナ」「戦争」「北朝鮮」「プーチン」「ミサイル」もランクインし、不安定化した国際情勢を案ずる不安が不満につながっている。「宗教」問題に関しても多くの不満が寄せられた。

不満買取センター