2022年12月12日 19:06

群馬県渋川市とトラストバンクは、12月12日より、トラストバンクが提供する自治体向け地域通貨プラットフォームサービス「chiica(チーカ)」を活用し、デジタル地域通貨の導入を開始する。
トラストバンクは、「自立した持続可能な地域をつくる」ことをビジョンに掲げ、地域経済の活性化を実現するために地域通貨事業に取り組んでいる。「chiica」は、主に自治体が発行元となり地域通貨の発行、管理ができるプラットフォームサービス。電子決済に慣れていない人やクレジットカードを持っていない人なども利用しやすい、誰でも使える地域通貨の実現を目指し、アプリとカードのハイブリッド型で提供している。
渋川市は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、地域経済の活性化や接触機会の低減が求められる中、人口減少および人口構造に伴う地域課題の解決に向けたツールとしても活用が見込めることから、渋川市独自のデジタル地域通貨「渋Pay(シブペイ)」を発行する。「渋Pay」は、スマートフォンアプリまたは専用カードにチャージすることで利用可能。チャージ方法は市の窓口でのチャージのほか、クレジットカードチャージやセブン銀行ATMチャージも選択でき、非接触でのチャージが可能だ。市民だけでなく観光やレジャーで訪れた人も利用することができ、市外からの資金獲得に加え、交流人口、関係人口の増加を促すきっかけとなることが期待される。
事業開始日は12月12日。通貨利用可能店舗(数)162店舗(12月2日現在)。