2022年11月22日 19:00

ウィナスは、地方の食品ロス削減と、地方応援を同時に叶える新サービス「ふるさとSUKUERU(スクエル)」のプロジェクトを開始した。

食品業界には「3分の1ルール」といって、賞味期限が一定程度確保された商品を店頭に並べるための慣習がある。逆を言えば、この期限に当てはまらない食品は行き場をなくし、返品・廃棄される。また、店頭で売れ残った食品においてもメーカーに返品されるが、その頃には賞味期限が切迫しているため、二次流通業者へ流通させることも叶わず、廃棄している現状がある。都内のメーカーであれば、市場価格の2~3割程度で関連会社に買い取ってもらうケースもあるが、地方メーカーともなれば、そのケースもほとんどないのが実態だ。

飲食店や小売店などでは需要が変動しやすいため、一切廃棄を出さずに商品を売り切ることはとても難しいのも事実だが、前途の実態から、特に地方のメーカーの流通先を増やし、少しでも食品ロスに貢献できないかと誕生したのが、「ふるさとSUKUERU」だ。「ふるさとSUKUERU」では、賞味期限間近や季節商品の入れ替え、パッケージ傷などを理由に、店頭からは消えてしまう食品を仕入れ、「福袋形式」で販売。二次流通先が増えることで、今まで廃棄するしかなかった地方メーカーの食品を、全国の家庭へ届けられる。購入者は、自身の故郷のお菓子や食品などを自宅にいながら購入できるだけではなく、福袋ならではの「新しい発見」や「知らなかった故郷の食品との出会い」も楽しみながら、家庭で手軽に食品ロス削減に貢献できる。

SUKUERU