2022年11月22日 16:06

世界の民俗雑貨を取り扱うチャイハネは、持続可能な生産方法を活用して作られている「手漉き紙カレンダー」の販売を、今年も開始した。

手漉き紙というのは、ヒマラヤの高地に生息する植物「ロクタ」の樹皮を原料に作られている「ロクタ紙」を指す。約1000年前に発明され、当時からほとんど変わらない手法と材料によって、現在でも一枚一枚職人の手作業によって生産されている。強靭で虫やカビに対する耐久性が高く、その丈夫さは1000年前の経典が未だ残っているほど。素材感を活かした滑らかな書き心地や、手作りならではの温かみのある風合いも、手漉き紙ならではの魅力。

チャイハネでは、この手漉き紙を使用したオリジナルデザインの「手漉き紙カレンダー」を販売している。紙の素材作りから色塗りまで、すべてネパールの職人の手作業で作られたハンドメイド商品。手漉き紙の原料に使われるロクタは、4年周期で収穫が可能な植物。収穫時に残す根っこの部分が4年かけて再生するため、自然の循環を壊すことなく生産を続けることができる。

手漉き紙カレンダーを生産しているチャイハネは、1982年にネパールとの取引を開始し、それ以降40年間毎年安定したオーダーを継続することで、持続可能な消費と生産パターンを確保してきた。この活動は、技術や自然を守るだけでなく、現地における新たな雇用を促すことにも繋がっている。商品詳細はこちら