2022年11月18日 19:57

積水樹脂グループの日本ライナーは、国内唯一のゴム製ハンプ「フレキシテック」をリニューアル、耐久性をこれまでの製品より高めた。これにより、ハンプで重要なサイン曲線を長く維持することができる。更にリサイクルを可能にし、環境問題にも対応した製品となった。

同社はかねてより「道路交通の安全確保」を主軸に事業を展開しており、それを通じて全ての人の一つ一つの命を守り続けることが使命だと考えている。たびたび耳にする悲惨な交通事故の発生を防ぐには、生活道路(地区に住む人々が地区内の移動、あるいは地区から幹線道路に出るまでに利用する道路)の安全確保が非常に重要。

生活道路の安全確保のために、同社はゴム製ハンプの「フレキシテック」を提案している。「フレキシテック」は国内唯一のゴム製ハンプであり、「フレキシテック」を設置することで通行車両の平均速度の低下が期待できる。

これまでは本設置だけでなく社会実験での仮設置にも「フレキシテック」が使用されていた。「車の速度抑制だけでなく、騒音、振動も少ない」という評価や、「仮設置後も『フレキシテック』をそのまま本設置したい」という要望が寄せられ、製品の製造方法の改良、素材の見直しを行った結果、耐久性を上げることに成功した。長く設置できるよう、耐久性と強度面の改良を実施済み。アンカーが鉄製で強固な設計となっていてしっかりと路面に密着するため、ずれ等を抑えられる。