2022年11月09日 13:03

アスエネは、シンガポールで新たに海外現地法人「Asuzero Singapore Pte. Ltd.」を設立した。

同社のCO2排出量見える化・削減・報告クラウドサービス「アスゼロ」は、日本で約500社に導入されており、企業・自治体の人々に利用されている。そして次の目標として、アジアNo.1のクライメートテックを掲げ、英語版のソフトウェアの提供や製品LCA機能などのサービスの拡充を行っている。

シンガポールは、2021年に「シンガポール・グリーンプラン2030」を発表し、CO2排出量削減目標やグリーンファイナンスの推進などの包括的な環境政策を打ち出している。また2022年には炭素税を段階的に引き上げる政府予算案が可決されており、国を挙げてカーボンニュートラル達成に向けた取り組みが進んでいる。シンガポール証券取引所(SGX)も、上場企業に対して、2023年以降、TCFDに基づく気候変動関連の開示を行っていくことを段階的に義務づけていくと発表している。

シンガポールに拠点を置く企業は、アジア太平洋地域(APAC)全体を統括していることが多く、ビジネス活動のハブとなっている。同社は、シンガポールからCO2見える化・削減の取り組みを推進することで、アジア全体の脱炭素化を担う存在となるべく、今回の「Asuzero Singapore Pte. Ltd.」の設立に至った。同拠点では、CO2排出量見える化・削減・報告クラウドサービス「アスゼロ」や脱炭素のワンストップサービスの提供を本格的に開始する。

アスエネ