
ジェイアール東日本企画は、秋田県にかほ市の交流・関係人口の拡大と新たな産業創出に向け、「HAGAIGUにかほワーケーション」の提供を開始する。
にかほ市の人口は現在約2万3000人だが、2040年には約1万4000人まで減少すると推計され、人口減少は今後さらに加速していくことが予測されている。さらに新型コロナウイルスの蔓延をきっかけに、2019年には約208万人いた観光入込客数は、2021年には約124万人にまで減り、地域内の定住人口に加えて「交流人口の減少」も地域課題となっている。これらの状況から、にかほ市における産業振興への影響が懸念され、地域経済の活性化を図る事業を推進することが急務となった。そこで、ワーケーションを通じて交流・関係人口を増加させ、首都圏企業等のサテライトオフィスの誘致に繋げることを事業目標に掲げたワーケーション事業を推進していく。
「はがいぐ」とは、秋田弁で「はかどる」という意味。「HAGAIGUにかほワーケーション」は、「与え合える環境に会える」をコンセプトにした、仕事も観光体験も捗るワーケーションプログラムだ。日本百名山の1つである「鳥海山」、海産物の宝庫である「日本海」を始めとした雄大な自然環境が揃った地域資源と、その資源があるからこそ実現できる、各産業で活躍する地域プレイヤーが集った環境を、惜しみなく掛け合わせたプログラムを用意している。また、首都圏企業等のサテライトオフィスの誘致や、新たな産業創出を目指す、にかほ市新産業支援センター「しまのま」の開設を予定しており、ワーケーションフィールドの構築を実施している。