
神戸市は、フォーステックと協働し、フォーステックの提供するスマートゴミ箱「SmaGO(スマゴ)」を、三宮フラワーロード周辺に設置している街頭ごみ容器と入れ替え、ぽい捨て防止に向けた実証実験を10月7日より開始する。
「SmaGO」は、環境にやさしい、ソーラー発電で動くスマートゴミ箱。ゴミを自動的に約5倍に圧縮するため約600リットルもの容量を持つ。また、通信機能を通じてゴミの蓄積状況をクラウド上でリアルタイムに把握できるため、ゴミの収集作業を効率化でき、回収コストや、回収作業に伴うCO2排出量の削減が期待できる。2020年10月から「SmaGO」を設置している「表参道」においては、ゴミ箱の容量増加により街の散乱ゴミが大幅に軽減され、2021年6月から設置している渋谷の「RAYARD MIYASHITA PARK」では、ゴミの回収頻度が5割以下になっている。
今回、共同設置するスマートごみ容器は本体を広告スペースとして活用し、その広告収入をスマートごみ容器の設置費用や維持管理費などに充当する。この取組は、起業・スタートアップ支援による神戸経済の活性化を目指す目的で、スタートアップから最先端のテクノロジーを用いたソリューション及びその実証実験の提案を受け、社会・行政課題の解決を目指す「Urban Innovation KOBE +P(アーバンイノベーション神戸プラスピー)」事業の一環として行うもの(「+P」はプロポーザル(提案)の意味)。フォーステックとの取り組みは、同事業の第14号となる。
実証期間は10月7日~2023年3月末(予定)。