2022年10月04日 15:32

受配電設備メーカーの河村電器産業は、「プレトラックコンセント スクエア」を、10月3日に発売した。本製品は、差し込んだままのプラグとコンセントの隙間にたまったホコリと湿気が原因で起こる、トラッキング火災を未然に防ぐ「プレトラックコンセント」からデザイン性を高めたもの。

2006年に販売を開始した「プレトラックコンセント」は、トラッキング火災を未然に防ぐコンセントとして評価されており、住宅を中心に多く導入されている。万が一に備え、目の行き届かない場所に本製品を設置し、利用するユーザーが大多数を占めていた。しかし、内装の多様化などにより、多くのユーザーから、壁材やインテリアの意匠に合う色を出して欲しいという要望が寄せられるようになったという。

そこで同社では、多くの壁紙に合わせることができる、ホワイト・グレー・ブラックの3色を新たに発売した。従来の「プレトラックコンセント」と比べると、プレート端の角が正面のフラットさを際立たせ、よりスタイリッシュな印象になっている。デザイン性を追求したことにより、エンドユーザーの選択肢を増やすことが可能になった。年間販売目標は1万2000台。

同社では、今後、防災用品のひとつとして、全国にプレトラックコンセント設置を推進することで、電気火災の防止に貢献していくとしている。詳しくはこちら