2022年09月07日 19:40

武蔵野大学工学部環境システム学科のプロジェクトチーム「Rooftop Bee」は、有明キャンパス屋上で養蜂活動を行っている。フレンチレストラン「Nœud.TOKYO」で学生が採蜜したはちみつ「やさしい革命」を使用したデザートメニューが考案され、6月から提供が開始されている。
武蔵野大学工学部環境システム学科では、学生が自ら見つけた課題に対して計画、行動し、実現するといった学生の自主性を尊重した課題解決型授業「環境プロジェクト」を実施している。その一つである「Rooftop Bee」は、都会における人と自然のサステナブルな関係構築をテーマとして、環境問題やサステナビリティについて多くの人に広めることを目的に、2014年6月からミツバチの生態観察や保護、養蜂活動を行っている。
Nœud.TOKYOで提供する食材はすべて、シェフが自ら探し、選定している。味を確かめることはもちろん、生産者に直接会い、SDGsやサステナビリティに基づく生産方針に共感できることも大切にしている。今回のデザートメニューの提供は、Nœud.TOKYOのシェフ中塚 直人さんが東京都内でサステナブルな取り組みとして生産されたはちみつを探していたことから始まった。
はちみつをふんだんに使用したデザートは、ディナーコース(1万5730円)でのみ提供している。「やさしい革命」は収穫時期により味が異なるため、2種類のはちみつを使い分け。五感で楽しめることを大切にしつつ、本来の風味を最大限に伝えるため、様々な調理法で味わいを表現している。