2022年09月05日 09:06

東京都渋谷公園通りギャラリーは、3年間の、レター/アート/プロジェクト「とどく」の集大成となる展覧会「とどく」を、10月8日から開催する。
新型コロナウイルスの感染拡大以降、私たちは、それ以前とは異なる新たな日常を生きている。他者との交流は、SNSやZoomなどのオンラインツールが頻繁に使用され、簡単に遠方の人と繋がることが当たり前となった。そんな世の中になった今、あえて「手紙」などの時間がかかる手段で多様なバックグラウンドの人たちとアーティストがコミュケーションを取り合い、共同でアート作品を作り上げていくアートプロジェクトを2020年12月にたちあげた。手紙やはがきやビデオレターなど、直接顔を合わせることのないメディアを通じ、「今ここにいるわたし」と「今ここにいないあなた」が繋がるアートプロジェクトだ。現代アートの分野で活躍する3名のアーティストが、多様な背景を持つ人々と協働しながら、コミュニケーションの様々な形を模索してきた。ゲストディレクター/キュレーターにArt Center Ongoingの代表である小川希さんを、また、アーティストには、大木裕之さん、齋藤春佳さん、田中義樹さんを招聘し、2023年3月まで交流を続ける。
レター/アート/プロジェクト「とどく」展は、3年間にわたって展開されたレター/アート/プロジェクト「とどく」の集大成となる展覧会。関連イベントとして、ゲストを招いたトークイベントやギャラリートークを予定している。
入場料は無料。会期は10月8日〜12月18日。会場は、東京都渋谷公園通りギャラリー。