2022年08月31日 09:54

アーニーMLGは、顧客との会話を自動議事録しコールセンター業務の効率化を実現する「YOMEL for コールセンター」を開発し、サービス提供を開始した。

コールセンターやヘルプデスクが抱える大きな課題の一つが、オペレーターが電話応対後に行うコールメモ(議事録)の作成業務に多くの時間を取られてしまう問題。この問題により、顧客と会話をする時間が短くなり、他の利用者を長時間待たせてしまう状況が発生している。また、適切な顧客対応を高い水準で提供するための管理や教育のため、管理者の人々が連日の残業を強いられている状況が散見されている。

最近では、AIによって音声を認識し、電話オペレーターの業務を代行する電話自動応答システムなどのボイスボットも登場しているが、ボイスボットが適切に処理できる対応範囲はまだごく一部であるため、オペレーターや管理者の業務をいかに効率化するかが重要になっている。

そのような状況下で、研究開発型のスタートアップとして音声領域のAI研究を続けてきたアーニーMLGは、高い精度を誇る音声認識AIおよび文章要約AIの開発に成功し、これらの技術を駆使して上記のような社会課題を解決できると確信。プロダクト開発をスタートした。その後、コールセンターの現場ヒアリングを繰り返し、それをプロダクトに反映させるというサイクルを1年間ほど続け、今回正式に「YOMEL for コールセンター」のサービスを開始する。

1分間の動画で理解する「YOMEL for コールセンター」