2022年08月30日 19:23

奈良蔦屋書店では、9月7日~26日の期間、フェア「中原淳一的生活奈良」を開催する。中原淳一の絵と言葉によって紡がれたメッセージを現代に体現する生産者の商品・ストーリーとともに楽しめる。
昭和二十年代に、「それいゆ」「ひまわり」「ジュニアそれいゆ」などの女性向けの雑誌を世に出し、混乱する世の中にあって、どんなふうに生きていけばいいのか、「美しく生きる」という姿勢を信念を持って語り続けた中原淳一。そこには、モノがなくとも、お金が不足していても、工夫と前向きな気持ちがあれば「美しく愉しい暮らし」が実現できるという教えがたくさん詰まっていた。たくさんの絵と言葉によって紡がれた彼のメッセージは、いま、時を超えて人々の心に響いてくる。
「いつまでも古くならないもの」ーーーそれこそがむしろもっとも『新しい』ものだとはいえないでしょうか。」「奈良」という類稀な風土に育まれた伝統を現代に繋げ、残していこうという信念のもと、日々自然と向き合って新しいものを生み出している生産者たちに中原淳一の言葉が寄り添い、「美しい愉しい暮らし」を提案する。
プレオープニングトークイベントを開催。「美しい楽しい暮らし」の中原淳一の言葉、こちらは今のもの作りされている事業者と重なる部分がたくさんあった。作り手と一緒に、中原淳一の言葉が自分の生活の中で重なる部分を一緒に話してもらう。
イベントは9月6日19時~21時、奈良蔦屋書店2F天平ギャラリーにて開催。申込は不要、参加費無料。