2022年08月22日 15:37

技術者・研究者のキャリア支援に特化した事業を行うアカリクは、大学院を修了し、研究領域と異なる分野の企業で5年以上働いている人107名に、仕事の満足度に関する実態調査を実施。その結果を公開した。

まず、「自身の研究領域と異なる分野の仕事に満足しているが」と質問したところ、「非常に満足している」が22.4%、「やや満足している」が48.6%という回答となった。その理由としては「結果として専門知識も活きたから」が52.6%、「やりがいのある仕事に取り組むことができているから」が42.1%、「キャリアが広がったから」が40.8%という回答となった。「就職活動を行う中で、自身の研究領域の仕事はどの程度あると感じたかという質問には、「かなりある」が19.6%、「ややある」が30.8%だった。

「大学院での学びが、研究領域とは異なる分野の仕事に活きていると感じるか」との質問には、「非常にそう感じる」が20.6%、「ややそう感じる」が46.7%という回答となった。「大学院でのどのような学びが仕事に活きていると感じるか(複数回答)」との問いに対しては、「論理的思考力」73.6%、「マルチタスク」48.6%、「粘り強さ」44.4%という回答に。具体的な場面としては、「難関にぶつかった時の物事の乗り越えかた」や「発表した経験がプレゼンなどに活きた」など42の回答が得られた。

また「大学院生が仕事選びをする際に、自身の研究領域にこだわらなくて良いと思うか」と質問したところ、「非常にそう思う」が29.9%、「ややそう思う」が54.2%という回答となった。