2022年08月08日 09:14

岡山大学は、7月22日、「おかやま経営実践塾(略称:実践塾)」を開講した。

岡山大学は、「事業承継について考えるワークショップ」を3月から6月にかけて、3回開催した。このワークショップは岡山の地の活性化において地域産業の活性化が必要で、そのためには、地域の産業を支える企業の活躍が重要であるとの問題意識から、同学の優れた学問知で地域に協働する「おかやま経営実践塾(略称:実践塾)」の開講を告知するために開催した。岡山大学の第4期中期計画に掲げている、各地域がそれぞれの地域資源を最大限活用しながら自立・分散型の社会を形成しつつ、地域の特性に応じて資源を補完し支え合うことにより、地域の活力が最大限に発揮されることを目指す「ローカル SDGs」をけん引する本学の目的にも合致するものだ。

3回のワークショップ後、実践塾への参加企業を募集したところ、複数の企業が関心を示し、7月22日に最初の一社が開講した。実践塾は、決められたカリキュラムで講義をするだけにとどまらない実践プログラムとするべく、個別対談をもとに、各社に合わせたカリキュラムとゴールを、納得づくで作成。そのうえで、各社にあわせたオーダーメードのカリキュラムをベースに、それぞれのゴールを目指す。岡山大学という中立の立場から、地域と一緒になって、地域課題の解決に本気で取り組むことを宣言し、同プログラムを運営していく。なお実践塾は、同学が採択を受けた内閣府の「令和2年度国立大学イノベーション創出環境強化事業」終了後の自走事業の一つとして実施される。

岡山経営実践塾ホームページ