2022年08月02日 16:06

神谷コーポレーション湘南は、8月1日より、ドアが反って開閉に支障が出た場合、永久的に無償で交換するという業界初の取り組みを開始した。

「住宅リフォーム・紛争処理支援センター」の調査によると、戸建住宅の不具合に関する相談の中で、2番目に多いのが建具(ドア)。その中でも、同社が扱うような木製ドアにおいては、「反り」についての不具合が大きな割合を占める。室内ドアはそのほとんどが木製だが、もともと木は湿度が高い時には空気中の水分を吸い、乾燥している時には吐き出して周囲の湿度を調整する「調湿作用」を持つ。そのため反りや捻じれなどが起きやすく、一旦反ってしまうとドア本来の開閉機能が損なわれるほど深刻で、木製ドアにとっては重要な課題となっている。

同社は8月1日より、万が一ドアの反りによって開閉に支障が出た場合、同社のドアのすべての購入者を対象に、独自の永久交換保証をスタート。民法上の契約不適合責任で定められる2年の保証期間を過ぎても無期限で無償交換するという保証制度は、業界初となる。

同社は、室内ドアの反りを克服するために研究を重ね、特許を取得した独自の製法で反りに強いハイドア「フルハイトドア(R)」を開発した。本来室内ドアには行わない過酷な試験を自社基準で実施し、他社のドアと比較して反りを約1/4に抑えるなど、反りに対する高い品質を担保している。常に「室内ドアの反りの抑制」に取り組んできたことにより、今回の永久保証が可能になった。