
博報堂の広告事業を超えた新規事業開発を目指す「ミライの事業室」は、生活者一人ひとりのアクションで脱炭素社会を推進する共創型プラットフォーム「Earth hacks」の新サービスとして、CO2e排出削減率を示したマーク「デカボスコア」の提供を開始する。
Earth hacksは、Z世代をはじめとする脱炭素に関心がある人や、まだよく知らないという人にも脱炭素に向けた活動を身近に感じてもらえるよう、自分の生活にも取り入れたいと思えるライフスタイルやエシカルな商品の情報を提供したり、生活者の声をもとに、脱炭素関連商品・サービスや事業の開発を目指す共創型のプラットフォームで、博報堂と三井物産が共同で推進している。
今回新たに、スウェーデンのインパクトテック企業Doconomy社のCO2e排出量可視化ツール「The 2030 Calculator」やその他CO2e排出量可視化ツールを活用し、商品やサービスの環境価値が新しい選択基準となるように、「CO2e削減率」を「デカボスコア」として算出。企業・団体向けに提供する。
いち早く「デカボスコア」を活用している企業・自治体として、トヨタ自動車では、自動車の製造工程で発生する端材を捨てずに活用したアップサイクルプロダクト製作の取り組みに、日本航空では、フライト機材や飛行方法、エンジンのメンテナンス方法等を工夫することでCO2e排出量を削減したフライトの計画に、UCC上島珈琲では、ブラック缶コーヒーの製造工程や缶の仕様を変更することでCO2e排出量を削減する取り組みに、「デカボスコア」を活用してもらっている。