2022年06月28日 12:45

日本昔ばなし協会が推進する「海ノ民話のまちプロジェクト」は、15エリアを「海ノ民話のまち」として認定することが決定した。

「海ノ民話のまちプロジェクト」は、海と深く関わりを持つ日本という国の「海との関わり」と「地域の誇り」を、子どもたちに伝え語り継ぐことを目的とし、2018年に発足したプロジェクト。同プロジェクトでは、日本中に残された海にまつわる民話を発掘し、その民話のストーリーとその民話に込められた「思い」「警鐘」「教訓」を、親しみやすいアニメ等の映像表現で、次の世代を担う子どもたちへ、そして、さらに次の世代へと語り継いでいる。

同プロジェクトは、次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環。さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。「海と日本プロジェクト」は、そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトだ。

「海ノ民話のまちプロジェクト」活動5年目となる2022年度は、「海」にまつわる民話や「海」が関係している内陸を舞台とした民話が伝承されている北海道、福島県、千葉県、富山県、山梨県、長野県、愛知県、滋賀県、島根県、山口県、徳島県、愛媛県、高知県、長崎県、宮崎県の15エリアを「海ノ民話のまち」として認定することが決定した。15の民話は例年同様アニメーション化して公式サイトで公開する予定だ。

公式サイト