2022年06月16日 09:18

横浜能楽堂では、平成8年の開館以来、毎年夏休み期間中に開催している「こども狂言ワークショップ~入門編~」を、今年も7月31日・8月1日・3日・4日の4日間にわたって開催する。
講師は、狂言方大蔵流の名門・山本東次郎家の山本則俊さんら一流の実演家。1日目・2日目は足の運び、扇の使い方など狂言の基礎から始め、狂言小舞「盃」を稽古する。3日目は国語の教科書にも掲載されている「柿山伏」の一部を演じてみる。また、実技体験に先立ち、7月31日には親子で楽しめる普及公演「横浜狂言堂―こども狂言堂―」で、講師陣が出演する狂言公演を鑑賞する。
学校教育の中で日本の伝統文化が見直されつつある中、小学校の教科書に狂言「柿山伏」が掲載されているが、こどもたちが実際に古典芸能に触れる機会は、あまり多くない。観るだけでなく、実際に稽古に参加できる「こども狂言ワークショップ」は、短期間で本格的な「狂言」の世界を体験できるまたとない機会となる。
「こども狂言ワークショップ~入門編~」実技指導は、8月1日・3日・4日、各日とも13時~15時(予定)。公演鑑賞は、7月31日14時開演。講師は山本則俊さん(狂言方大蔵流)ほか。会場は、横浜能楽堂本舞台(公演鑑賞)、第二舞台(実技指導)。受講料は2000円(公園鑑賞料含む)。*白足袋持参。定員25名(応募者多数の場合は抽選)。申込は6月30日17時まで。