2022年06月08日 09:43

オープンハウス・ディベロップメント(OHD)は、自社で建設・販売する分譲マンション物件のオンライン販売サービス、「OPEN RESIDENCIAオンラインストア」を開始する。
同サービスでは、顧客が24時間365日自分のペースで物件を選べるよう、間取りや価格に加えて、修繕計画やハザードマップといった、従来、店舗にて営業スタッフが渡していた幅広い資料がオンラインで入手できるようになっている。営業スタッフのサポートをあまり必要としない不動産売買経験者の人々をメインターゲットとしており、同サービスから物件の購入をする場合、最大50万円のオプションサービスが発生するなど、マンション事業の販路拡大を目指しながら、既存販売網との棲み分けを図る。
同サービスは、現状、物件閲覧から売買希望物件の売買申込までをオンラインで行うことが可能。公開時点では不動産売買契約および重要事項説明はOHDの営業所で行う必要があるが、5月の宅建業法改正による電子契約の解禁に対応し、今後は売買契約及びローン契約までをオンライン完結で行える仕組みの構築を目指す。また取り扱い商品のラインナップに関しても、現状はマンション販売からのスタートとなるが、総合不動産企業としての強みを活かすべく、主力商品である戸建や、オンライン販売と相性が良い米国不動産も、今後展開を検討している。