2022年06月06日 12:31

NOMALの運営するアート事業WASABIは、入札型アート譲渡プラットフォーム「emunibus(エムニバス)」を6月6日にβ版としてInstagram上でスタートさせた。
WASABIは、オフィスにおけるウォールアート制作事業などアーティストとともに様々なアート事業を展開してきた。その中で、行き場のない絵画があることを課題と感じ、日本初の入札型アート譲渡プラットフォーム「emunibus」β版をスタート。ユーザーは身近にある行き場のない絵画を誰でも出品することができる。また、Instagram上の投稿にコメントする形で0円から入札することが可能だ。
絵画は個人の想いや美意識が詰まった唯一無二のものであるだけに、処理に困る人がいるのも現状だ。親族が遺した大量の絵画作品や、アーティストがアマチュア時代に描いていた習作、旅先でお土産がわりに買った絵画など、絵画の扱いに困っている人も多いのではないだろうか。一方で、日本では絵画の購入は依然として高いハードルであり、価格などを含めた敷居の高さも感じられる。「emunibus」は誰でも出品でき、誰でも0円から入札できるようにすることで、絵画のフリーマーケットのような世界観を目指す。ただし、入札者は価格の他に、なぜその絵画を欲しいのかをストーリーとして明記しなければならない。出品者は入札者の価格やストーリーを考慮して、譲渡先を決定する。
各作品の入札開始は6月27日を予定。
emunibus(現在はβ版としてInstagramでの簡易的な運用を実施)