2022年04月12日 19:20

NTT東日本 岩手支店は、岩手医科大学・岩手ビッグブルズ・Being ALIVE Japanと協力。岩手医科大学付属病院小児病棟内と、「岩手ビッグブズ」のバスケットボール試合会場をインターネットでつなぎ、「モバイルタッチ」を実現する実証実験を行う。

Being ALIVE Japanは、長期治療を必要とするこどものスポーツチーム入団事業を展開。長期入院を経て、退院後も治療・療養生活が続くこどもたちに、仲間とともにたくさんのチャレンジを成し遂げる経験を提供している。それにより、自立支援、並びに支える存在をコミュニティに創出する支援活動を実施してきた。

今回の実証実験では、同病院から退院し、サポーターとしてチームに入団している高校生(当時)が、「触覚キャスター」として選手とコミュニケーションを行う。同病院小児病棟に入院治療中の患児達へ、その時の映像や音声にくわえて、高校生の持つデバイスに選手が触れた触感が、手元や足元の振動としてリアルタイムに伝わる。

触覚体験を通じて、ウィズコロナ時代の新しい応援スタイル(離れていてもみんながそこにいる=元気・勇気をもらう新しいコミュニケーション)を検証。これを通じて、地域の遠隔医療スポーツ応援の一層の充実・発展に寄与できるものと考えている。今後は、医療分野(遠隔面会)、教育分野(遠隔授業)、スポーツ分野(リモート応援)等様々な分野で振動伝送を応用し、新たな通信サービスの市場開拓を目指す。