2022年04月07日 14:56

アスエネは、フクダ・アンド・パートナーズが4月6日に開設する「仙台長町共創センター」へ、再生可能エネルギー100%・地産地消の電力を供給。地域の脱炭素化に貢献する。
フクダ・アンド・パートナーズは「建設・不動産のコ・ソーシングサービス」提供を通して、生活インフラである物流施設を支えてきた。また、2011年3月11日に発生した東日本大震災の際には、72施設もの物流センターの復旧に取り組んだ。今回開設する「仙台長町未来共創センター」は、その震災時の経験と、地域の人々の生活を守り支えたいという想いから、同社が企画設計し、開発した防災型リバーシブルビル。
平常時には、再エネ100%電力の活用、ならびに電気・水素自動車対応のV2Xシステム導入などを通して、脱炭素社会に貢献する、郊外型オフィスビルとして各種サービスを提供。一方、非常時は地域防災施設として活用することができる。
東北大学災害科学国際研究所との企業防災・地域防災・BCPに関する共同研究の知見を基礎にして、蓄電池や非常用発電機により3日間電気が消えないことを実現。さらには仙台市との協定に基づいて、帰宅困難者を受け入れる一時滞在施設の機能を果たす。テナント入居企業や地域企業も加わった「産・学・官」が永続的に共創することを通して、SDGsの実現に寄与し続ける存在となれることを目指した。