2022年03月25日 15:24

大阪大学発のスタートアップ「MaiND Lab(マインドラボ)」は、本格始動。技術を応用した最初のアプリ「FaiCE(フェイス)」を公開した。

マインドラボは、同社代表である大阪大学医学研究科の内藤智之博士の研究成果を元に起業したスタートアップ。AI技術を用い、個々人が持つ「感性」を可視化し、個人間や集団間で共有。それにより、人と人がより深く理解し合え、新たなステージのコミュニケーションを実現することをミッションとしている。

内藤博士の研究対象である視覚を元にした「感性」は、ひとりひとりが無意識のうちに脳内に構築しているイメージ(心的テンプレート)に大きく影響されることが知られている。内藤博士は、脳科学・心理学の知見と最新のAI技術を組み合わせた独自アルゴリズムにより、個人ごとの「感性」を、「心的テンプレート」として、画像化・数値化する技術の開発に成功した。この研究成果により、これまでは他の人に伝えるのが難しかった「カワイイ」「カッコいい」「美しい」などの「感性」を、画像やデータとして利用することが可能となった。

このたびベータ版を公開したアプリ「FaiCE(フェイス)」は、この技術を応用した最初のアプリとなる。30枚の画像に点数を付けるだけで、自分自身の脳内にある「〇〇顔」を可視化できる。(App Storeではこちら。Google Playではこちら)。