2022年03月10日 16:05

ブレインヘルスケア領域の医療AIスタートアップのSplinkは、全国30代~70代を対象に、「脳ドック・脳の健康に関する意識・実態調査」を実施した。

まず、自分や家族の健康や病気について、予防や対策が重要であると思う病気をたずねた。その結果、トップ3は、「がん」(69.4%)、「脳卒中や脳梗塞などの血管系の脳疾患」(68.9%)、「認知症」(60.7%)。年代別において「認知症」と回答した割合は、30代50.0%、40代58.8%、50代63.3%、60代59.8%、70代73.0%となった。がん、脳卒中や脳梗塞と同様に「認知症」の予防や対策が重要であると30代~70代全ての年代で認識されていることが分かった。

また、脳ドックについては、受診率は依然として低水準で、16.0%にとどまっていた。30代では4.0%、40代で10.5%という低い結果となっている。さらに脳ドック受診に求めるものとして挙げられたのは、受診しやすい価格設定。そのほか、「適切・的確なアドバイス、丁寧な説明」「脳の健康状態の見える化」がポイントであると明らかに。

これまで脳ドックは「値段が高い」ことが受診率向上にむけたハードルとして挙げられてきたが、本調査では価格設定のほかに、受診者が「知らなかった」や「受けてよかった」につながるような、脳の健康情報を、見やすく、理解しやすいレポートを必要としていることがわかる。なお脳ドックで「脳萎縮などの認知症リスク」を検査したいと回答した人は、約6割となった。