2022年03月10日 12:07

コンピュータ出版販売研究機構(CPU)は、「2021年度CPU大賞(書籍部門)」を発表した。
CPUは、コンピュータ関連の書籍を発行する出版社7社(インプレス、SBクリエイティブ、技術評論社、秀和システム、翔泳社、マイナビ出版、ソシム)が加盟している。「CPU大賞(書籍部門)」は、2021年1月1日~12月31日に発売された加盟各社の書籍が対象。全国主要書店158店舗のコンピュータ書籍担当者に投票してもらい、評価された新刊書籍だ。
「CPU大賞(書籍部門)」大賞に輝いた、「ほんの一手間で劇的に変わるHTML & CSSとWebデザイン実践講座/SBクリエイティブ 刊」は、コンピュータ書では定番のテーマ「Webデザイン」の入門書であり、コロナ禍以降、在宅ワークにおけるWebデザイン需要の高まりも追い風となり、書店売上に大きく貢献したことが評価されての受賞となった。
ここ数年のトレンドだが、コンピュータ書コーナーはもちろん、デザイン書コーナー、芸術書コーナーなどでも展開のできる、ジャンルを跨いだ越境型書籍が今年も強い傾向だった。第2位の「絵がふつうに上手くなる本/SBクリエイティブ 刊」や、第4位の「イラレのスゴ技 動画と図でわかる Illustratorの新しいアイディア/技術評論社 刊」、第5位の「動くWebデザインアイディア帳/ソシム 刊」などはその代表例で、Webデザインを含め、描画技法やグラフィックを学ぶための良書との高い評価を得ており、複数コーナーでの販売増につなげている。