2022年03月08日 15:18

フリー・ザ・チルドレン・ジャパン(FTCJ)は、日本の子どもが政策提言に取り組むための教材「SPEAK UP ACTION KIT」をリニューアルした。
認定NPO法人フリー・ザ・チルドレン・ジャパンは、1995年、貧困や搾取から子どもを解放することを目的に、カナダのクレイグ・キールバーガー(当時12歳)さんによって設立された「Free The Children」の理念に共感し、1999年に日本で活動を始めた団体だ。
日本では、子どもや若者は上の世代から「出しゃばるな」と押さえつけられたり、幼少期から、自分たちの声が、地域や社会を変えていけるという体験をほとんどしていない。そのため、政治への参加意識、社会を変えようという意識が低いのかもしれない。そういった現状を鑑み、FTCJは子ども・若者が声をあげることを応援する社会をつくる一助になりたいとの思いから、無料教材「SPEAK UP ACTION KIT」を開発した。「SPEAK UP ACTION KIT」は子どもの参加する権利をベースに構成され、4つのステップを踏んで子どもが気になることや変えたいと思う問題があれば、『「変だな」と感じること+声をあげる=未来に変化を起こす!』を合言葉に政府や自治体や学校や地域に働きかけて子どもが行動を起こせるようになっている。
今回のリニューアルでは、手紙やスピーチを通じて具体的に子ども基本法等への政策提言活動に取り組んだ小学6年生の波田野優さんや中学1年生の山口清崇さんの事例と実施のためのヒントやワークシートが追加された。