2022年03月07日 19:02

IT企業19社は、「ゼロトラストアライアンス・ジャパン(ZTAJ)」を発足した。
「ゼロトラストセキュリティ」は、ランサムウェアなどのサイバー攻撃の急増、テレワークやクラウドの普及など、企業の情報システムを取り巻く環境の変化に対応するための新しいセキュリティ戦略。「ゼロトラストアライアンス・ジャパン」は、「ゼロトラストセキュリティ」について、その内容をわかりやすく企業に伝え、普及を推進することを目的とする活動団体だ。2月4日に開催された設立総会において、同団体代表者を寺田雄一さん(Keyspider代表)とし、理事会員のアイシーティーリンク、アクシオ、かもめエンジニアリング、Keyspiderを含む19社により活動を開始する。
ZTAJが目指すゴールは、企業が「ゼロトラスト」のセキュリティ戦略を理解し、それぞれの企業セキュリティを見直すことによって、このニューノーマルと言われる時代においても企業のセキュリティが維持され、結果としてDXが加速されること。「ゼロトラストへの理解」、「企業セキュリティの維持」、そして「DXの加速」、これらを実現するために活動を行う。単一の製品で理想の「ゼロトラスト」が実現できるわけではないし、「完璧なゼロトラスト」は現時点では実現が難しいとも言われている。参画企業は「ゼロトラスト」のセキュリティ戦略を一緒に作り上げ、伝えていく活動を実践していく。なお、今後の具体的な活動の場として、セミナーやホームページ公開を計画・実施していく予定だ。