2022年03月03日 12:38

グラフィック社は、書籍「国鉄車両関係色見本帳+車両色図鑑」を、3月に発売する。
国鉄時代の車両塗色は、細かく規定され、同時に色のガイドラインとなる見本帳も作られていた。本書「国鉄車両関係色見本帳+車両色図鑑」は、これの最終版となる1983年の見本帳を印刷で再現。同時に、様々な車両の塗色を一覧できる図鑑とともにまとめている(本文にミシン目あり。切り離して見本帳が作れる)。
本書の前半部分は、1ページ1色・特色印刷で再現した全56色の色見本。色見本には色の名称はもちろん、各色が主にどのような用途で使われるかといった文字情報を掲載。マンセル値やRGB値が数値でわかるので、自身のイラスト制作などにも活用できる。色見本ページの右上にあるミシン目から切り取ってひとつに束ねれば、自分だけの見本帳を作ることが可能だ。
本書の後半部分は、車両写真から引き出し線をつけて、車両のどこにどの色が指定されていたのかが一目でわかる車両色図鑑を掲載(ジョイフルトレイン/機関車/気動車/電車/特急/電車寝台特急/新幹線/客車/郵便車/貨車/事業用車/試作車/御召し列車/車体表記/社内/運転台/ヘッドマーク)。ジョイフルトレインからヘッドマークまで、何色が使われていたのか詳細に分かる。
定価は2750円(税込)。発売日は3月。