2022年03月03日 12:37

学研プラスは、料理書籍「おいしい家庭料理の作り方」を、3月3日に発売した。

いま家庭料理に求められているのは、「時短」で作れることや、「~するだけ」のような「手軽さ」。忙しい現代では、それも重要なこと。しかしそれよりも「どうすればおいしく上手に作れるか」を伝えたい、と著者・大庭英子さんは言う。家庭料理は、家族の健康や成長を願い、おいしいものを食べて欲しいと思って作るもの。だからこそ、買ってくる総菜や外食にはない、家庭ならではの「やさしい味わい」を身に付けて欲しい、のだと。

「おいしく作るためのコツ」というと、めんどくさそうとか難しそうと思われがちだが、決してそうではない。料理研究家歴40年の著者が教えてくれるのは、食材の切り方に少し気をつけることだったり、材料を炒める手順だったり、下ごしらえの仕方など、どれもほんのちょっとしたことばかり。そして使う道具は主にフッ素樹脂加工のフライパン。調味料も、いつでもどこでも買えるようなものでOKだ。例えば、しょうが焼き=たれに漬けてから焼くと塩分で肉がしまってかたくなる。粉をはたいて焼いてから、調味料を加えて絡めれば、ふっくらでやわらかく仕上がる。麻婆豆腐=炒めたひき肉と調味料を煮ることで煮汁にうまみを引き出し、その煮汁で豆腐を煮れば、豆腐にも味がしっかりと入る。など、「焼く・炒める」「ゆでる・蒸す」「揚げる」「煮る」「副菜」「ご飯・めん」「洋食」の項目別に、83品を紹介する。

定価は1760円(税込)。発売日は3月3日。

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