2022年01月27日 19:28

テーブルマークは、環境にやさしい容器包装の推進を図る一環として、グループの精米工場における精米過程で砕けて製造に使用できなくなった米(砕米)を10%配合した国産バイオマスプラスチック「ライスレジン」を製造。春のパックごはん新商品「新潟県産大粒ごはん3食」の外装フィルムの一部原料として使用する。4月下旬製造分より順次切り替える。なお、「ライスレジン」のパックごはんへの採用は業界初の試みであり、今後もその他商品への展開を検討していく。
「ライスレジン」は、お米(非食用)由来の国産バイオマスプラスチック。食用に適さない古米、精米時に発生する砕米などを、新しいテクノロジーでプラスチックへとアップサイクルしたもの。元来、地球上にある植物を原料とするため、地上の二酸化炭素の増減に影響を与えない「カーボンニュートラル」の性質を持っており、石油系プラスチックの使用量削減にも繋がる。
テーブルマークグループの精米工場である魚沼ライスで発生する砕米を、同市内のバイオマスレジン南魚沼に供給。そして、同社が「ライスレジン」を製造し、製造工場であるテーブルマーク新潟魚沼工場で使用する外装フィルム用の原料として供給する。
「ライスレジン」の採用に加え、外装フィルムの厚みを更に薄くすることにより、石油系プラスチック使用量を変更前と比べ約4.2%削減。本件取り組み以外でも、環境に配慮した包装材への変更やプラスチック原料の削減に取り組んでおり、引き続き環境負荷低減に向けた活動を推進していく。