2022年01月25日 15:15

森永乳業は、2022年2月開始を目標に、東北森永乳業仙台工場から大阪府の同社委託倉庫間の常温輸送において、トラック輸送から鉄道コンテナ輸送に変更することを明らかにした。
森永乳業グループは10年ビジョンにて「サステナブルな社会の実現に貢献し続ける企業へ」を打ち出している。また、2019年度より開始した3カ年の中期経営計画では、経営理念実現に向けた「ESGを重視した経営」を掲げており、継続的な発展に繋げるサステナビリティ経営を推進している。
2019年度には、主力商品のクレート(通い箱)をダンボールに変更して外装サイズを抑えることで、物流用パレット1枚あたりに積載できる数量を39%増加。かつ空となったクレートの返却輸送を不要にしたことにより、CO2排出量を56%削減し、年間排出量を809t抑制した。
このたび、東北森永乳業仙台工場から、大阪府の同社委託倉庫間約900kmの区間での常温輸送を、トラックから鉄道コンテナに変更。それにより、変更前と比較してCO2排出量を84.2%削減し、年間排出量を65t抑制することを見込んでいる。なお、2021年8月には、東京都の同社委託倉庫から、福岡県の同社委託倉庫間約1100km区間の常温輸送において、トラックからトレーラーと船舶を利用した海上輸送に変更。車両台数削減と船舶輸送によって、CO2排出量を77%削減し、年間排出量を382t抑制した。詳細はこちら(PDF)。