2022年01月19日 09:44

滋賀県は、CO2ネットゼロ推進に係る同県の姿勢や取組を県民をはじめ、より多くの人に知ってもらい一層の推進を図るため、目標とその達成状況に応じた対応を連動させた「サステナビリティ・リンク・ボンド」を発行する。

同県ではCO2ネットゼロ推進のため、「CO2ネットゼロ社会づくり推進計画」の策定を進めており、あわせて、事業者としての行動計画である「環境にやさしい県庁率先行動計画」(GOS)の改定作業を行っている。これらの計画では、国よりも厳しい数値目標の設定を予定しており、同県のCO2ネットゼロ推進に向けた取組を県民やより多くの人々に理解してもらい、その機運醸成につなげるとともに、より一層の推進につなげるため、目標達成状況に応じた対応を連動させたESG債のひとつである「サステナビリティ・リンク・ボンド」を発行することとした。同取り組みは地方公共団体としては世界で初となる。

「サステナビリティ・リンク・ボンド」はESG債の一つであり、ESGに関連する目標を設定し、その達成状況に応じた対応をあらかじめ設定して発行するボンド(債券)。そのため、借り入れた資金の使い道を、あらかじめ設定したプロジェクト等に限定するグリーンボンド等とは、仕組みが異なる。

発行条件の詳細については現在検討中。種別は市場公募債。発行額は50億円。発行年限は10年債(満期一括償還)。発行時期は4~5月。取扱証券会社(主幹事)はみずほ証券、野村證券。

滋賀県