2021年12月28日 19:16

羽衣国際大学共通教育開発センターは、3D仮想空間メタバースの会議室内で、Classmateのフィリピン人英語講師から英語のスピーキングレッスンやフィリピンの異文化についての授業を受けた。
世界的な新型コロナウイルスの感染拡大で、2020年から羽衣国際大学の学生達は予定していた海外留学が全て中止になり、今だに海外留学や国際交流ができていない。そこで羽衣国際大学とClassmateは、2020年の夏休みから、自宅や学校の教室から2Dバーチャル空間にあるClassmateの語学学校内で国際交流を安全・安心に実施してきた。
今回は、さらにリアルの留学に少しでも近づけるように、3D仮想空間メタバース内で、フィリピン人講師とレッスンをするとどうなるか共同で実証実験を実施。使用したのは、Metaのバーチャル会議アプリ「Horizon Workrooms」と、バーチャルリアリティ用デバイス「Meta Quest 2」。3D仮想空間メタバース内に用意されたClassmateのバーチャル会議室に入り、フィリピンにいる英語講師達と羽衣国際大学の大学生達がライブでVR英会話レッスンを受けた。
Meta Quest 2が内蔵している音声の品質が非常に高く、通話中の違和感は全くない。また、会議室内では立体音響システムを使っているため、声は相手がいる方向から聞こえてきて、実際の空間内で話をしている感覚に近いのを全員が体験。対面の英語レッスンやオンライン英会話より緊張感が少なく、先生もアバターで親しみやすく話しやすいと好評をはくした。