2021年12月28日 19:06

Re-alは、遠隔釣りロボット「TeleAngler(テレアングラー)」を高齢者向け市場に提供すべく、ツクイと共同でサービス導入に向けた実証実験を開始する。第一弾として、2022年1月10日に、ミライ想造ラボ(横浜市)での体験会を開催。ミライ想造ラボHPより事前申込にて先着8組が体験可能。

高齢者の抱える課題として、特に男性高齢者向けのレクリエーションや没頭できる趣味が不足している。今回、リアルハプティクス技術を応用した遠隔/仮想釣りシステムにより、釣り場に出かけることなく本格的な釣り体験を実現。これにより高齢者や身体の不自由な人が気軽に本格的な釣りを体験でき、多くの釣り不自由者に貢献できると考えている。

2019年の内閣府の引きこもり調査によれば、中高年の引きこもりは61万人を超え、その多くは定年を機に起きるとされている。特に、男性高齢者は周りと積極的なコミュニケーションを取ることをせず、楽しめる遊び、趣味が少ないことで外出する機会が減少するといわれている。本システムをデイサービス施設等へ導入することにより、施設へ赴くモチベーションを喚起することで、男性高齢者の引きこもりといった社会課題解決を図る。

高齢者の引きこもりは認知的・精神的・身体的機能を低下させ、認知症、うつ病、寝たきりの原因となる。同社では、新しい遠隔/仮想釣りレクリエーションによりこれらを解決することの社会的意義は大きいと考える。予約受付はこちら(先着8組限定)。