2021年12月22日 12:48

映像解析AIプラットフォーム「SCORER」を運営するフューチャースタンダードは、沖縄総合事務局開発建設部「令和3年度画像認識型交通量観測装置サーバ改修」の業務を受託した。
本業務では、沖縄県内の国道に設置されたCCTVカメラ40台超の映像を、同社のAI交通量調査サービス「SCORER Traffic Counter」の画像認識技術を用いて解析。交通量を常時観測するシステムの構築を行う。
交通量は、上下線・車種(小型車・大型貨物・大型バス)別に通過車両をカウントする他、自動二輪、自転車、歩行者も認識してカウントし、結果を上位収集サーバへ送信。既に提供している映像解析AIクラウドサービス「SCORER Traffic Counter」の技術を活用し、国土交通省「画像認識型交通量観測装置」の機器仕様書に則って開発しており、国土交通省仕様のマルチキャストストリームの受信にも対応している。
本年度(9月~11月)の道路交通量調査から、国土交通省が直轄管理する国道の約7600区間すべてにおいて機械観測が全面的に導入され、調査員ら人手による観測は廃止される。監視カメラの映像をAIを用いて解析するなどの手法に切り替えることで、コスト削減や精度の統一化を図り、データを効率的に収集。5年後に予定されている次回の調査では、自治体の管轄である都道府県道においても、人手による観測が廃止される見込み。詳細はこちら。