2021年12月15日 15:22

JAXA認定の宇宙ベンチャー「天地人」は、「Copernicus Masters BayWa Smart Farming Challenge 2021」で、アジアのスタートアップで初めて優勝。今後、ESA(欧州宇宙機関)とBayWa社と共にAIや衛星データを活用し、持続的な農業を推進するソリューション開発を行う。
本コンテストは、ECとESAが衛星データを利用したビジネスアイディアを募る「Copernicus Masters」において、ヨーロッパ最大の農業機関であるBaywaと実施されたもの。コペルニクスとは、ESAが中心となって実施している地球観測データの利用を推進するプログラムで、無償のデータや情報を提供することで、さまざま分野での革新的なソリューションの開発を促進している。
今回、天地人は、「衛星データとAIを使って土地の利用を最適化するソリューション」の提案を行った。審査では、4つの基準(革新性、衛星データ活用サービスを実際に使用するエンドユーザーにとっての付加価値の有無、技術的な実現可能性、市場での実行可能性)に沿って評価。
今回の優勝によって、特典としてBayWa社との協働機会のほか、衛星データ活用のビジネスアイディアコンテスト「Copernicus Masters」の総合優勝者候補のファイナリストとして出場する権利が得られる。