2021年12月14日 15:00

電力事業・設備事業・再生エネルギー事業を展開するETSホールディングスは、12月6日~8日の3日間、東京ビッグサイトにて開催された「建設DX展」に出典した。出展は、ETSが開発中の高所作業現場の安全向上AIツール。また京都大学発のベンチャー企業サンリット・シードリングスと共同で、データサイエンスを用いた生態系リデザイン事業のデモを出展した。
ETSによる高所作業現場の安全向上AIツールは、安全装置やカメラ、ネットワーク環境をIoT技術にて融合し、収集したデータをAIにより解析、判断処理を行う。作業中の不安全行動の検出や安全装備の不備、作業者の体調管理等、多岐にわたる管理が行えるシステムを構想しており、パネルにて展示を行った。
また、サンリットによる生態系リデザインは、北海道胆振東部地震で被害にあった北海道の厚真町を例に、崩壊した土地がどういった状況でどう再生していくかを衛星画像で解析。機械学習を用いた土地分類(ゾーニング)の自動化を活用したサービスを、サンリットの研究開発部長である石川さんが、映像を見せながら来場者に説明した。
同社代表取締役社長・加藤慎章さんは、「AIやロボットの進化により10年後の働き方は大きく変化する。データ分析を強化させることで、時代のニーズを的確に捉え、新たな価値の創造のため、事業活動を更に推進したい」と語った。