2021年12月14日 09:18

グラフィック社は、書籍「探訪貨車駅舎かつて線路を走っていた建物たち」を、12月に発売した。

今、次々消えゆく貨車駅舎。現役30駅、消えた53駅を網羅し、豊富な写真とイラストで駅や周辺のみどころを紹介する。貨車になる前の木造駅舎の写真も掲載。駅を旅した気分になれる一冊となる。

国鉄末期の1984年以降、日本各地に登場した貨車を使った駅舎。一時期は80以上もあったそれらは、老朽化や廃駅で次々姿を消し、今残っているのはわずかに30駅。しかも2022年春には、さらに1駅減る予定になっている。それもそのはず、行きづらい無人駅など、秘境駅に相当するようなところに、貨車駅は多いためだ。本書ではなかなか行きづらい貨車駅舎を、豊富なビジュアル+豊洲機関区さんの情感豊かなイラストで紹介している。ついつい読み込んでしまう情報満載のイラストで貨車駅舎をたっぷり堪能。各駅の詳細な解説や周辺情報などと合わせて、今巡りたい、現存の貨車駅舎30駅を旅した気分になれる一冊となる。

かつて貨車駅舎のあった53駅についても徹底網羅。当時の駅舎写真と現在の様子を比較掲載している。現役貨車駅の全30駅の4面写真では、「あ!浜厚真駅に顔がある!」など、眺めているだけでなんだか楽しいページとなる。

探訪貨車駅舎かつて線路を走っていた建物たち」は12月発売。定価2640円(税込)。

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