2021年12月10日 19:15

コーセーは、バンクフォースマイルズが実施する「コスメバンクプロジェクト」の理念に賛同し、化粧品3万点を寄贈した。12月13日より、本プロジェクトのパイロット版配送を通じて、経済的困難を感じているひとり親世帯など約2万2000世帯の女性に対し、心にうるおいや彩りを提供する願いを込めて化粧品を届ける。

コスメバンクプロジェクトは、経済的理由など様々な事情で化粧品を手にできない人に、賛同企業から寄贈された化粧品・日用品を届けるプロジェクト。プロジェクトは2022年春より本格稼働を予定。今回は、プロジェクトの運用方法などを確認するための試験運用として実施。

昨今、コロナ禍の影響による雇用の悪化などを背景に、経済的理由から生理用品を購入できない「生理の貧困」が顕在化するなど、日本国内においても、非正規雇用者やひとり親世帯をはじめとした女性の貧困が社会問題化している。女性のひとり親世帯の半数以上が相対的貧困下におかれているという調査結果もあり、子供や家族のケアが最優先で、自分自身の化粧品の購入に至らない女性が増えているといわれている。

本プロジェクトは、「「女性と地球にスマイルを」増やしたい」という理念に賛同する企業から、現行販売品や販売されなくなった良品質な化粧品・日用品の寄贈を募り、全国の支援協力団体を通じて必要とする世帯に無償で提供する活動。今回のパイロット版配送では、コーセーを含む17の企業が賛同し、計15万点の化粧品・日用品が寄贈された。