2021年12月09日 12:38

Healthcare Ecosystemは、12月7日、在宅療養サポートのオンラインプラットフォーム「ケアエコ」をリニューアルした。
他に類を見ない勢いで進む高齢化を背景として、人生の晩期まで「ずっと住み慣れた場所で過ごす」という在宅療養が国の政策として推進されている。しかし、その実現は簡単ではない。もともと内科医である同社代表の安間さんは在宅医療に従事する中で、家族やケアマネジャーの人々の負担も非常に大きいことを目の当たりにした。そこで、「在宅医療・介護で苦しむ人を、一人でも少なくしたい」という想いから、在宅療養オンラインプラットフォーム「ケアエコ」を2020年に立ち上げた。サービスを立ち上げて以降さらにヒアリングを重ね、今回サイトをリニューアルした。
当初ケアエコはケアマネジャーの人々の負担を減らすことを目的とした。それが結果として、家族の負担を間接的に減らすことにつながると想定していたためだ。しかしヒアリングの結果、やはり家族を直接的にサポートすべきであるという結論に至った。家族へのヒアリングで多く聞かれたのが、「在宅医療・介護について、なかなか相談できる人がいない」という悩み。そこで、誰でも登録不要で悩みを投稿でき、専門職からの回答が得られる掲示板を開設した。また、「これからどうなっていくのかが不安」「そもそも何をどうしたら良いのか分からない!」という声も、多く聞かれた。「ケアエコ」では、研究データを基に作成した介護の予測シミュレーションや、在宅療養の仕組み解説など、家族向けのメディアコンテンツを用意している。