2021年12月07日 15:37

ピジョンは日本母乳バンク協会の活動に賛同し、「母乳バンク支援自販機」の第1号機を「日本橋 母乳バンク」がある同社本社のオフィスフロアに設置した。これは、早産・低体重で生まれた赤ちゃんや、専門的なケアが必要な赤ちゃんとその家族向けに行っている支援活動「ちいさな産声サポートプロジェクト」のひとつ。
母乳バンクとは、母乳を必要とする早産・極低出生体重児が自分の母親から母乳を得られない場合、医療機関からの要請に応じ、寄付された母乳を処理した「ドナーミルク」を提供する施設。
本施設では、国際的な運用基準に基づき、母乳の検査や低温殺菌処理を行い、安全に保管、保存することが求められる。また、ドナーミルクは赤ちゃんの医学的な必要性に応じて利用すべきという考えに基づき、無償で提供されている。国内では、2018年からドナーミルクを利用するNICU(新生児集中治療室)が増加しており、国内の需要に見合うだけの母乳バンクの整備と経済的サポートが必要とされている。
本自販機は、同社社員が飲料を購入すると、販売金額の一部が日本母乳バンク協会に寄付されるという仕組み。寄付金は、赤ちゃんに安全なドナーミルクを提供するため、母乳の低温殺菌や検査、ドナーミルクの発送などの費用に充てられる。今後、本支援自販機は、コカ・コーラ ボトラーズジャパンにより拡大展開される予定。コカ・コーラ ボトラーズジャパンが販売売上をとりまとめ日本母乳バンク協会に寄付する。