2021年12月02日 16:06

「第1回 サステナブルマテリアル展 通称:SUSMA(サスマ)」が、いよいよ12月8日~10日の3日間、幕張メッセにて開催される。本展は、植物由来材料や生分解材料、リサイクル材料といった環境配慮型の材料に特化した商談展。脱炭素社会、サーキュラーエコノミー(循環型経済)を実現するための各種材料やソリューションが多数出展。実際に「見て」「触れて」比較検討することができる。

このたび、2022年へ向けてこれから注目の製品が一部紹介された。そのうちのひとつが、米(非食用米)のプラスチック ライスレジン(バイオマスレジンホールディングス)。本商品は、規格外、破砕米、屑米などの非食用の「資源米」を原料とした国産バイオマスプラスチック。元来地球上にある植物を原料とするため、地上の二酸化炭素の増減に影響を与えない「カーボンニュートラル」の性質を持つ。しかも従来のプラスチックと比べてもコストや成形性、強度などはほぼ同等というエコフレンドリーな新時代の素材となっている。

また「みかんの皮から作る高機能ペースト MaCSIE(愛媛製紙)」は、ジュース工場の搾汁残渣を有効利用した高機能ペースト。柑橘の皮に含まれるセルロースを解繊することで、分散安定化や乳化補助といった機能性を持ち、自然由来原料として化粧品・食品分野への利用が可能。

そのほか、EVやPHV、ハイブリッド車など、環境への負荷の少ないクルマへの注目が高まっている今、「軽量化」「環境配慮型材料」など、クルマづくりに活用できる製品も多数出展。詳しくはこちら