2021年11月29日 12:58

日本ベネックスは今年5月、創業以来の精密金属加工の技術を生かした電車のメタルクラフトブランド「板金鉄道」を立ち上げた。シリーズ第二弾として、11月29日「長崎電気軌道360形メタルクラフトモデル」を発売する。
本シリーズのコンセプトは「つくるをたのしむ」。毎日の暮らしを楽しむ上で、欲しいものを買うだけでは満たされない余白を埋めてくれるのは、きっと自分の手を使ってつくること。創業から64年間、精密金属加工メーカーとして、社会のインフラを支えるモノづくりに従事してきた同社は、そう考える。作ること、誰かと共有する喜びを味わってほしいという思いから生まれた「板金鉄道」。薄いステンレスの板から部品を抜き、曲げ、接合して、実際の工場で行う金属加工と同じように組み立てていく。
このたび発売するのは「長崎電気軌道360形メタルクラフトモデル」。長崎市街ではお馴染みの交通手段である、長崎電気軌道の路面電車。昭和36年に製造された360形は、長崎初の全金属製で、中央扉車。今回のメタルクラフトモデルでは、張り上げ屋根やZパンタ搭載など、近代化が図られた車両特徴を生かした。長崎の街のシンボルでもある路面電車を想像しながら、つくるのが楽しみになる商品に仕上げていくことができる。
11月29日より、長崎電気軌道蛍茶屋営業所および浦上車庫営業所にて発売開始。ふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」「楽天ふるさと納税」「ふるなび」でも長崎県諫早市の返礼品として提供開始する。価格5500円(税込)。