1987年発売のロングセラー商品である、オハヨー乳業のアイス「昔なつかしアイスクリン」。リニューアルをきっかけに、売上が急伸。春夏のアイス需要期だけでなく、2020年の秋冬シーズンは2017年度対比で約900％、2021年度も好調に推移している。

本製品の特長は、ミルクと卵のやさしい甘さ、独特なサクしゅわ食感。どこかなつかしい「ミルクセーキ」のような味わいは、ひとくち食べるとほっこりとした気持ちに。素朴でやさしい味わいとシンプルなレシピが特長の昔なつかしアイスクリンは、2020年＆2021年のリニューアルや、在宅時間の増加によるアイス需要拡大。そして通期の販売強化によって売上が大きく伸長。30年以上のロングセラー商品として根強いファンから愛され続けるだけでなく、近年は新たなファンも広がり、世代を超えて愛されている。

ヒットの要因を調べてみたところ、「売り場で目を引くパッケージ」「世代を超えて愛されるアイコン（キャラクター）」「近年のレトロブーム（昭和レトロ・平成レトロ）に合致した」という理由があった。

さらに、以前より同社公式SNSに寄せられていたのが「お風呂上がりにアイスクリン」という声だった。そこでユーザーにアンケートを実施したところ、「お風呂上がりに食べたいアイスとして、昔なつかしアイスクリンをおすすめする」いう人は、95％と高い結果になった。「昔なつかしアイスクリン」、希望小売価格151円（税込）。